カセットテープ 私が子供の頃から使っているメディアはカセットテープ 当時、好きなアニメの主題歌などを録音しては聴いておりました。なけなしのおこづかいで買った1本300円の60分テープを それはもう大切に使っていました。ラジカセの付属品のような扱いです。あっても2本だったと思います。 中学生になって、YMOをNHKの朝のニュースで見て(我が家では朝夕のニュースはNHKなので間違いありません)からは、 YMOのTV番組、FM放送を音楽用のカセットに録音しておりました。当時はTDKだったかな?YMO出演の広告では富士写真フィルム (現AXIA)のカセットを思い出しますね。 その後、就職して結構な給料を手にしていましたが、独身寮の6畳に2人で住んでいました。(本当) だから、SONY Walkman Professionalを購入して使っていました。音については知人のラジカセよりも良かったです。 実家に戻ってきてから、ようやく、昔からあこがれていたカセットデッキを購入することにしました。今にして思えば、当時、 世の中はカセットからMDへ移行し始めた頃でした。そんな事も知らず、見た目で質の良さそうなAIWA EXCELIA XK-009を購入。 AIWA EXCELIA XK-009については音の良し悪しを全く気にしないで、言ってみればラジカセと同様に使っていました。 その頃はムーンライダーズですね。せっかくカセットデッキを手に入れたにも関わらず、あまり録音もしませんでした。 当時はAmigaで音楽CDも作ることができたし、テープよりも便利だったんですね。それでも、面白そうなテープがあれば 購入していて、今でもあるのがSONY Super Metal Masterです。 そうしている内に年月は過ぎていき… RC5-72にのめり込むようになるとパソコンの負荷をできるだけ減らして、1日あたりの消化ブロック数を増やしたくなりました。 日常聴く楽曲はパソコンでの再生をやめて、DVDプレーヤーにCDを入れてリピートするようにすると、安物DVDはあっという間に CD再生不可になり(DVD再生可)正に八方ふさがりに。でも思い出しました。 カセットデッキがあるじゃないか ずっとCDを聴いていたので、カセットテープを聴くことに不安がありましたけれど、実際聴いてみるとCDと区別がつかないので、 自分の耳は大した事はなくてカセットでも一緒に聴こえるんだから、まぁこれでいいじゃないかと考えています。 メタルテープの すごい 状況 他の楽曲も録音しようと、カセットテープを電気屋さんに求めました。あ…れ…?メタルテープはどこに?最近はメタルテープを 使う人が減ったのかなぁ。取り寄せてもらおうっと。うそぉ!メタルテープ全メーカーで生産終了、終了、終了(←エコーで。) 帰宅して急いでインターネットで検索すると信じられない事態になってました。ホントに浦島太郎です。 運が良いことに自転車通勤を始めていたので、ダイソーという100円ショップを発見しAXIA K METALを5本購入できました。 余程10本全部買い占めようかと誘惑にかられましたが、私みたいにメタルテープを捜していらっしゃる方々の事を思い、 ぐっとこらえました。そこにあった10本だって他の人が残してくれた物かも知れませんし。 ちなみに「ダイソーにメタルテープ」はホームページの日記に記してくれた方々のおかげです。本当に感謝。 この文章を書いている間に、SONY Super Metal Masterの無音録音が終わりました。カセットデッキの故障でテープの先頭1分程が 傷付いたので、ダメ元でテープを切ってハブに付けてみました。うまく使えそうなので、早速録音してみましょう。 録音CDは平沢進さんのSOLAR RAY これは平沢さん家に太陽電池を置いてレコーディングに必要な電力をすべて賄なうという、正にテクノな手法で制作されています。 オーディオマニアが電源に固執する事を考えると、アーティストが電源に固執したCDというのが興味深いです。商用電源では、 インピーダンスが高いですからね。アーティストの自由にならない面もありますし。レコーディング電源の全てを手中に収めたアー ティストが一体どんなCDを制作したか、SOLAR RAYをぜひお聴きください。え?そんな怪しいCDは聴けない?それでは レコーディングの記録をご本人が公開されていますので、ご覧ください。 REC REPORT(HIRASAWA ENERGY WORKSの一部) 1曲ごとに消費電力量がわかるアルバムなんて世界で1枚だけではないかと思うのです。音の良さは、CDとカセットテープの区別もつ かない私には、よくわからないですけれど、1曲目でサ行を連呼するのは確信犯です(にやにや)。濁らないソーラーレイをどうぞ。