つい、うっかり、読んでしまいました。「電車男」
普通のお話なら見向きもしませんが、インターネット上で応援を受けながら、現実の行動に反映させる点が、
平沢進さんのインタラクティブ・ライブにそっくり
だったもんで。そして主人公の電車男さんがねぇ、女のヒトと話をしたことがないというでは、ありませんか。
一気に読んでしまいました。
現実は、漫画のようにはいかないものだというのがよくわかりました。
クレヨンしんちゃんなら、ななこおねいさんに一目ぼれしてから10秒で「オ、オラとおつきあいしてください。」と
告白するんだけど、電車男さんは2ヵ月かかるんですよね。
それと昔の記憶を呼びさましてくれました。
そういや女のヒトと最後に話したのは、いつだっけ?5年前、10年前、15年前、20年前、25年前、あ、電車男さんが生まれる前だ。
中学1年か2年のころ(26、25年前)、放課後に教室で同級生の子と2人きり。
何か世間話をしていたんですが、「兄もかぶっていたんだよね。」と私の学生帽をかぶったのです。
学生帽は、ほとんど洗濯しないので臭かったと思うのですけれど、その子は何のためらいもなくかぶってました。
彼女のその行動には意味があるぞ(笑)。(正しくは「そのティーカップには意味があるぞ」from 物語「電車男」by 2chの住人)
あーなんてことだ、その子に申し訳ないことしちゃいました。ご免なさい。m(_ _)m
「あら、この事覚えてる。」と思い出した貴女、中学校名をご連絡ください。→連絡先
もしタイムマシンがあったら、26年前の私に「彼女のほうが頭がいいんだから、勉強教えてもらえー!」と強力に指導します。
いきなり「付き合え。」と指導したって、とても言う事聞きそうにないし、まずは一歩前へ。>26年前の私
女のヒトと2人きりで話すなんて、Windowsの再インストールよりハードルが高いじゃありませんか。本当に私が?。
昔読んだSFを思い出しました。アイザック・アジモフさんの作品です。
未来のお話で、ロボット研究の宇宙的第一人者スーザン・カルヴィン女史に、ロボット故障の調査依頼がありました。
自分の事に自信のない女性を見かねた友人が、ロボットを女性の助手にして、ロボットにこう指示しました。
「女性に自信をつけさせること。」
部屋や服のコーディネートとかロボットが色々と手伝って、見ためは良くなったんだけれど気持ちが、あと一歩。
そうしているうちに、ロボットが壊れて女性に迫っちゃったという症状だそうです。
メーカーの人が「どうして壊れたかわかりません。」と相談したら、カルヴィン女史が
「自分の魅力でロボットが壊れたら、自信をもたない女性はいないわよ。」と即答しました。
そう、ロボットは指示通り女性に自信をつけさせるために壊れたふりして迫ったという訳。
"ロボット大好き"カルヴィン女史が、その女性をうらやましがったというオマケ付きでした。
電車男さん、ちゃんと壊れたかな?(笑)
現実にはどうなんでしょう。世の女のヒトはそういった事で自信をもつのかなぁ?
はぁ、壊れてみたいものです。<やめれ
電車男さんて案外普通の人だったりして。だって携帯持っててメールのやりとりできるでしょ。
天変地異の前ぶれで、私が女のヒトと待ち合わせすることになったら、と妄想してみると、
私が携帯を持ってないので、相手にポケベルへメッセージを送ってもらい、私は公衆電話まで行って連絡することに。
これじゃ、なかなか会えませんね。会うまでのエピソードでドラマが1個できそう。「ポケベル男と携帯女」とか。
映画「ターミナル」を見に行ったら劇中でポケベルが鳴るから、自分のポケベルを鳴らしてウケるとか。
物語「電車男」を映画化/ドラマ化の際には、エンディングに「ロマンス」(by 原田知世)をぜひ。原田さんがエルメスさんの歳
のころに作った楽曲で、エルメスさん側からのメッセージ風に聴こえますので、ピッタリと思います。
私の心に「電車男」がしっかり感染してしまいました。感染すると、こんな副作用があります。
- 通勤中の楽曲は「ロマンス」(by 原田知世)のみ
- 20年前のボロボロのコートなんて捨てて新調
- マフラーは黒、灰、茶以外から選択
- ネクタイはシャツの補色から(少ないねー、この手の色)
- 押しドアの向こうから女のヒトが来たら、ドアを手前に引いて、先に通ってもらう
- 滑りやすい歩道(そう、ここは北海道)で、女のヒトが「あっ」とか言ったら、転倒しなかったか振り返る
- おしゃれな女のヒトをきちんと見つめる
- 地下鉄で吊り輪に届かなくて困っている女のヒトがいたら、場所を譲る
- 雪道が狭くて、女のヒトが追い越しにくいときは、雪の積もっている所を歩く
- 車道から2m程離れて信号待ち、女のヒトが追い越しやすく
- 販売店(家電、書籍、CD、etc)の女のヒト達が親切30%増
- レジの女のヒト達が私の手をとっておつりを渡す(私が壊れそう)
- 映画のチケットカウンターの女のヒトが、1人で行った私の座席指定をイタズラする(隣の席とペアで。顔真っ赤)
- 地下鉄の改札で女のヒトとハチ合わせしそうになったら、隣に移る
- 女のヒトが手袋を外して、お櫛を直す仕草にドキドキする
- 魅力的な女のヒトが左手の薬指に指輪をはめていることに気付く。
- 空席の左右が女のヒトであっても、すわる。(この前、初めてしました)
- 自分の左右にある空席に、最近まで女のヒトが座っていなかったことに気がつく。