40年以上前、実家が室蘭にあったころ、姉の同級生がお菓子屋さんで、姉も手伝ったことがあるそうです。
私の生まれるはるか前のことでした。そのお菓子屋さんで、よもぎをつかったおまんじゅうを出していたそうで、
それが草太郎なんだそうです。(ウチの母談)
実家が札幌に変わり私が生まれ、母はよく、でんぷん団子を作ってくれたのですけれど、その際に、家の周りの空地からよもぎを
むんっとむしってきて、団子に入れていました。むしりたて、しかも野生のよもぎですから、とても良い香りがします。
母が草太郎を食べさせてくれてから、幾年月、私も就職して、駅の売店で草まんじゅうを買って食べてみました。色は緑なのです
けれど、よもぎのよの字も香りません。いんちき。やっぱり草太郎でないとダメなのね。草太郎のパンチが効いたよもぎの香りは、
他では真似できないようです。
味覚をホームページで伝えることは難しいので、草太郎を象徴するものを一つ。
お菓子の袋にある原材料名は、量の多い順に書かれていることを頭に入れて、この写真をご覧ください。

小豆と砂糖は、あんこの材料ですから、皮の材料としてよもぎがトップだと思います。どうりでよもぎがよく香る訳です。納得。
おそらく、他でよもぎを入れても色付け程度なのに、草太郎はよもぎをメインに小麦粉でつなげているようです。